枚方で叶える「ちょっとだけ」丁寧な暮らし

※※※ 鋭意製作中 ※※※

青山フラワーマーケットの花物語

【青山フラワーマーケットの花物語】03: 花器と花の美しいハーモニーを楽しむ

「青山フラワーマーケットの花物語」は、花のある暮らしをテーマに、全3回でお届けしてきました。

第1回では、**空間に奥行きを与える“ブラックディスプレイ”**を取り上げ、そして第2回では、**花がもたらす「時間の豊かさ」**についてご紹介しました。

そして最終回となる今回は、花そのものだけでなく「花を支える器=花瓶」に注目します。色、形、高さ、素材——選ぶ楽しさ、飾るよろこび。植物と器の調和が、暮らしの風景をいっそう豊かにしてくれます。

淡いベージュの背景に、右端へ寄せて配置された背の高い植物と重なった本。静かな空間にたたずむ洗練されたディスプレイ。

日常にひそむ、花と器の美しい調和

白い背景の中、左側に花瓶の植物がそっと添えられた一枚の絵。黒いシンプルな額に収められた、青い家と両端に枯れ木が描かれたアート作品が静かに佇む。

青山フラワーマーケットでは、植物だけでなく、それを引き立てるさまざまな花瓶も取り扱っています。

透明なガラスのシンプルな一輪挿しから、背の高い枝物やユリを支えられるフロアサイズの大ぶりな器まで。素材もデザインも実に多彩で、金属や陶器、色付きガラスなど、国内外の作家ものやブランドものも揃います。

木製の椅子に背表紙が見える本が2冊置かれ、その上には左側に顔のオブジェが飾られている。右側には丸みを帯びた花瓶に植物が生けられ、穏やかな雰囲気のインテリアが映る。

花瓶の色や形状によって、同じ花でも印象は大きく変わります。

テーブルの隅や本棚に置く小さなガラス花瓶なら、茎や水の揺らぎまで楽しめますし、玄関やリビングに置く重厚な花瓶なら、空間の主役としての存在感を放ちます。

棚の上に花瓶が置かれ、植物が静かに伸びている。右端には、引き出しを開ける手が少しだけ写り込んだ瞬間が切り取られている。

花瓶がつくる、心地よい余白

白い背景の中央に、異なるデザインの額縁が3つ重なって立てかけられている。右側には花瓶が置かれ、植物がやさしく生けられている。

私自身、白を基調としたインテリアに合わせて、これまでは白や透明なガラス製の花瓶を選ぶことが多かったのですが、2024年に初めて「色のある花瓶」を迎えました。それは、やわらかなピンク色の花瓶です。

淡いベージュの背景。右寄りに斜めに置かれた2冊の本、その上に花瓶とコップのようなオブジェが並んでいる静かな構図。

きっかけは、ピンクの空を描いたお気に入りのポスター。空間に少し色が入ることで、気持ちまでやわらかくなるのを感じました。

ピンクは好きな色でありながら、甘さが気になって敬遠していた色でもありましたが、この花瓶はインテリアの雰囲気を崩さず、優しさを添えてくれる存在になっています。

やさしい色合わせを叶える花瓶たち

木製の小さなサイドテーブルの上に花瓶が置かれ、植物が溢れるように生けられている。デニムを着た女性の腕が写り込んでいる構図。

花瓶に色があると、そこに生ける花との色のバランスを考える楽しさも増します。

ピンクの花瓶には、あえて同系色を避けて、反対色の水色や紫、または白い花を合わせることが多いです。そうすることで、全体が甘くなりすぎず、引き締まった印象に仕上がります。

中央に植物が密集して生けられた花瓶を持つ女性の手が写る。アップ構図で、植物の豊かさと手の動きが際立つ。

また、花瓶の素材によっても組み合わせの印象は異なります。ガラスの透明感が花を引き立てることもあれば、陶器の質感が空間に落ち着きを与えることも。

暮らしの中で、季節や気分に合わせて「植物 × 花瓶」のペアを選ぶことは、ささやかながら豊かな習慣になります。

淡いベージュの背景に、右端の白い天板と黒いフレームの机。その上に、扇状の植物を飾った花瓶が置かれている。

暮らしの中で、花瓶は“脇役”のように思われがちですが、実は花と空間をつなぐ大切な存在です。

ひとつひとつ違う形や素材、色の花瓶が、それぞれの植物と出会うことで生まれるハーモニー。ぜひ、日々の暮らしの中で、あなただけの組み合わせを見つけてみてください。

淡いベージュの背景に、白い天板のテーブル。左側に本と火の灯ったキャンドル、凹凸のある花瓶に扇状の植物。右側には本と白い球体のオブジェが並ぶ。

全3回にわたる「青山フラワーマーケットの花物語」は、これでひと区切り。花とともに過ごす時間の豊かさが、少しでも伝わっていたら嬉しく思います。

これからも、暮らしの中に花を迎えるひとときが増えていきますように。


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もくじ

【青山フラワーマーケットの花物語】01: ブラックの魔法—花の美しさを際立たせるディスプレイ
【青山フラワーマーケットの花物語】02: テーマ別ブーケでインテリアを彩る

【青山フラワーマーケットの花物語】03: 花器と花の美しいハーモニーを楽しむ


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青山フラワーマーケット

「Living With Flowers Every Day」をコンセプトに、花や緑に囲まれた豊かな生活を提案しています。日本国内外に約100店舗と、オンラインショップを展開しており、生花販売だけでなく、フラワースクールや花のある生活を提案する商品も扱っています。京阪枚方市駅店(京阪電車「枚方市」駅構内)

  1. 【青山フラワーマーケットの花物語】03: 花器と花の美しいハーモニーを楽しむ

  2. 【青山フラワーマーケットの花物語】02: テーマ別ブーケでインテリアを彩る

  3. 【青山フラワーマーケットの花物語】01: ブラックの魔法—花の美しさを際立たせるディスプレイ

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