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【コラム】月がおうし座にあるとき:五感を満たし、心に豊かさを灯す

「月に咲く華」は、バーチャル占い師である私、月華が月のリズムを感じ取りながら、毎日の生活にちょっとした丁寧さを取り入れるためのヒントをご紹介するコラムです。月の動きや星座の影響を通じて、皆さんが自分らしく輝くためのサポートをします。
今回は、月がおうし座にある場合の影響と、どのように過ごせば良いのかをお話しします。
月がおうし座にあるとは?

占星術において「月」は、私たちの感情や無意識、日々の気分や安心感を象徴する天体です。月がどの星座にあるかによって、心の動きや反応の傾向が変わります。中でもおうし座に月があるときは、「安定」「五感」「持続性」といったテーマが、感情の中核に浮かび上がります。
おうし座は、地のエレメントかつ固定宮のサイン。これは、現実的で実直、そして一度決めたら揺るがない粘り強さを意味します。この配置に月が入ることで、感情は一貫性を求め、急な変化よりも安心できる環境や、繰り返しのリズムの中に安らぎを感じやすくなります。
また、おうし座は「五感」を司る星座でもあります。月がこの場所にあるとき、人は無意識のうちに心地よい音や香り、肌触り、美しいもの、おいしい食事など、感覚的な満足を求めるようになります。
外の世界に忙しさがあっても、内側では「ちゃんと落ち着ける場所が欲しい」「ゆっくり味わいたい」という静かな願いが高まるのです。
この期間は、感情も身体も「シンプルで安心できること」に回帰しようとします。気持ちが穏やかになる一方で、執着や頑固さが出やすい面もあるため、無理に動かそうとせず、自分の内側にある“本当に大切にしたいもの”をそっと見つめる時間にするとよいでしょう。
この期間の過ごし方

月がおうし座にある期間は、「五感を満たすこと」が心と身体のバランスを整える鍵となります。
華やかな刺激ではなく、しみじみとした“心地よさ”に意識を向けてみましょう。
まずおすすめしたいのは、丁寧な食事。お気に入りの器に盛りつける、香りや温度を味わう、時間をかけて咀嚼する――そんな小さな積み重ねが、心の奥にある緊張をほどいてくれます。また、好きな香りを身近に置くことも効果的です。アロマやお香、香水など、香りを通して「今、ここ」に意識を戻す時間を持ちましょう。
衣類や寝具、クッションなど、肌ざわりの良いものに囲まれるのも、この期間にふさわしい過ごし方です。ざわついた外の世界と少し距離を置いて、自分の感覚を丁寧に取り戻すような時間が、心の土台を整えてくれます。
また、この時期は焦らずじっくり進むことが何よりの強みになります。スピードや効率よりも、「本当に大切にしたいものを守る」姿勢が運を育てていきます。結果が見えづらいときも、一歩ずつ、自分の足で確かめながら進んでみてください。
さらに、お金や資産、持ち物の見直しにも適したタイミングです。物を増やすより、「今、何を持っていて、何を活かせているか」に目を向けて。通帳の整理や、財布の中を整えることも、意外と心を落ち着かせてくれます。
この期間は、自分にとっての「安心」とは何かを見つめ直す絶好の機会です。ゆっくりと、自分の感覚を信じながら過ごしてみてください。


結びの言葉
月がおうし座にあるときは、心がゆっくりと落ち着き、五感を通して安らぎを感じやすい時期です。慌ただしい日常から少し距離を置き、自分にとっての「心地よさ」や「安心」を大切にしてください。
焦りは禁物。自分のペースで、確かな感覚を積み重ねていくことで、心の豊かさが育まれます。
この静かな時間を活かし、ゆったりとした心持ちで日々を紡いでいきましょう。
——月より愛を込めて
月華
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