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【72の便り】第二十候「蚯蚓出 (みみずいずる)」 5/10~5/14頃

七十二候は、自然の変化を細やかに表現した伝統的な季節のリズムです。一年を72の細やかな時期に分け、それぞれに独特の美しい名前が付けられています。これにより、私たちの暮らしと自然とのつながりをより深く感じることができます。
「72の便り」は、七十二候をテーマに、季節の移ろいを丁寧に紡いでいくシリーズです。日本の美しい四季を感じながら、日々の暮らしに寄り添う瞬間をお届けします。
5/10~5/14頃の七十二候は、春の兆しを受け、地中から顔を出す「蚯蚓出 (みみずいずる)」。自然が織りなす豊かな営みを教えてくれます。

春の訪れを告げる「蚯蚓出 (みみずいずる)」。
地中から顔を出すミミズたちは、まるで自然が再生する瞬間を教えてくれる小さな使者です。この時期、彼らは静かに過ごした冬から解放され、温かい日差しに誘われて活動を始めます。その姿を見ると、何気ない日常の中にも、確かな生命の息吹を感じることができます。
庭を愛する人々にとって、ミミズは特別な存在です。彼らの働きによって、土は豊かになり、植物たちはぐんと健康に育ちます。ちょうどこの頃、庭仕事も本格的なシーズンの始まり。春の種まきや植え付けを考えると、その準備が楽しみでなりません。
日々の喧騒の中で、こうした小さな変化を見逃すことは多いものですが、意識して自然の営みを感じることは、とても大切です。ミミズたちが土を耕す姿を見守りながら、春の到来を心から楽しんでみてはいかがでしょう。自然のリズムに寄り添いながら、心豊かな毎日を過ごすことができるかもしれません。

もくじ
第十九候「蛙始鳴 (かわずはじめてなく)」 5/5~5/9頃
第二十一候「竹笋生 (たけのこしょうず)」 5/15~5/20頃
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