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【コーヒー片手に、本】村上萌が贈る現実を見据えたエール『深夜の、かけこみ横丁』

「コーヒー片手に、本」は、日常にちょっとだけ丁寧さを加えてくれる素敵な本をご紹介するシリーズです。お気に入りのマグカップで、香り高いコーヒーを楽しみながら、心を豊かにする読書のひとときを過ごしましょう。
今日は、村上萌さんの素敵な著書「深夜の、かけこみ横丁」をご紹介します。
私が村上萌さんを初めて知ったのは、京阪電車の樟葉駅改札前にあった水嶋書房で見つけた雑誌「NEXT WEEKEND」でした。その内容は、かつて私が運営していたブログにそっくりで、彼女の感性には心を惹かれました。
村上萌さんは、自分の「好き」をしっかりと仕事に昇華させており、彼女に嫉妬と憧れを抱く瞬間が何度もありました。彼女の言葉たちは、現実的でありながらも温かさを伴い、私の心に届くのです。それが、私が「深夜の、かけこみ横丁」を手に取る理由となりました。今回は、この本がどのように読者の背中を押し、心を豊かにしてくれるかをお伝えします。
さあ、コーヒー片手に、素敵な本との出会いを楽しんでください。

村上萌さんの紹介

村上萌さんは、作家、エディター、そしてクリエイターとして幅広い領域で活躍する多才な人物です。これまでにウェブメディアの運営や雑誌の創刊、イベントの企画、出版、ECサイトの運営、さらにはコーヒーショップの立ち上げといった多様なプロジェクトに携わってきました。このような活動を通じて、彼女は自分の「好き」を仕事にする姿勢を貫き、多くの人々にインスピレーションを与えています。
誰かに寄り添ってくれる一冊

本書は、NEXT WEEKENDの人気お悩み相談企画「編集長がこたえます!!」をもとにしています。「自分が何者でもないことが不安です」「浮気した夫とのこれから」「仕事に求めるものを見失いました」といった悩みが集まり、深い気づきと共感を得られる内容となっています。村上萌さんは、こうした心の痛みを理解し、現実的で、かつ優しいアドバイスを届けてくれます。

「女性として見られない」私の心に響いた相談者のエピソード

特に印象に残ったのは、「女性として見れない」と言われてフラれた相談者の話です。(実は私も似たような経験があり、「妹のようにしか思えない」と言われて、好きな人にフラれたことがあります……。)
その方にとって、相手はとても居心地のいい存在だったにもかかわらず、彼には「いい子だけど、女性として見られる人と結婚したい」と告げられてしまいます。村上さんはその相談を受けて、心地よさも大切だけれど、彼の前でどのような女性でありたいかを考えるのも同じくらい重要だとアドバイスしています。この言葉は、多くの人の心に刺さるのではないでしょうか。
また、「会うシーンを自分なりに盛り上げようとすることで、相手の気持ちも盛り上がるはず」との村上さんの言葉にも、深く同意します。関係をより良くするためには、自分自身の心のあり方や、相手との関係をどう育てていくのかを見つめ直すことが大切だと感じました。


村上萌さんの言葉が持つ温かなエネルギー

村上萌さんの言葉は、いつも心が温かくなるような優しさがあり、悩みを抱える多くの人々に寄り添っています。本書を通じて自分自身を見つめ直すことで、新たな気づきを得られるかもしれません。
彼女のアドバイスは、誰しもが持つ心の葛藤を和らげ、人との関係をより豊かにする手助けとなります。「深夜の、かけこみ横丁」は、そんな心温まるメッセージが詰まった一冊であり、ぜひ手に取ってみてほしいと思います。
本の詳細
1,760円(税込)
発売日 | 2019年12月 |
著者/編集 | 村上萌 |
レーベル | ー |
出版社 | カエルム |
発行形態 | 単行本 |
ページ数 | 175p |
ISBN | 9784908024276 |
目次 | 1 恋愛&結婚横丁/2 友達・人間関係横丁/3 自分自身横丁/4 妊娠・育児横丁/5 仕事横丁/6 ひみつ横丁 |
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