「ちょっとスポット」は、枚方市内や周辺で気軽に立ち寄れる魅力的な場所を紹介するシリーズです。
今回訪れたのは、枚方市北部に広がる山田池公園。
平安時代に造られた灌漑用のため池を基にしたこの場所は、園内から弥生時代から古墳時代の遺物も見つかっており、長い時間、人の暮らしとともにあった土地であることがわかります。
約73.7ヘクタール(約22万坪)という広大な敷地を持ち、「日本の歴史公園100選」にも選ばれている山田池公園は、散策しながら、自然と歴史の両方に触れられる公園です。
この日は、冬の気配を感じながら、池のほとりをゆっくり一周してきました。

枚方市駅からバスで。少し遠回りしたくなる公園へ

枚方市駅から京阪バスに乗り、約19分。
「出屋敷」バス停で下車すると、ほどなく山田池公園に到着します。

夏には右側のルートを歩いたので、この日は左側のルートから池を回ることにしました。
右手に山田池を眺めながら、野鳥の観測場やアシ原、リニューアルしたばかりの自由広場を通って、一周するコースです。


道端には、たくさんのどんぐり。
少し立ち止まるだけで、青い木の実や、白い花、大きな葉っぱ、そして水面を気持ちよさそうに泳ぐ野鳥の姿が目に入ってきます。
「何かを見よう」と意識しなくても、自然のほうから視線を引き寄せてくる。
そんな感覚が、この公園にはあります。

この日は、パンと水筒、お菓子を持参。少し歩いてはベンチに腰掛け、空を見上げながら食べました。
青空の下で食べるだけで、いつものパンが少しだけおいしく感じられる。
特別なことはしていませんが、確かに「いい時間」でした。
山田池公園の基本情報

| 住所 | 枚方市山田池公園1-1 |
| 開放時間 | 常時開園(※施設により異なる) |
| 休園日 | なし(※年末年始は一部施設休館) |
| 駐車場 | 有(有料) |
| トイレ | 有(多目的トイレあり) |
| 交通案内 | 京阪本線「枚方市駅」から京阪バス利用 「出屋敷」バス停下車すぐ |
制作:社会事業開発ACTION
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