枚方で叶える「ちょっとだけ」丁寧な暮らし

読みもの

【エッセイ】日曜日は休みませんか?Vol.03 『パジャマのままで、今日を終える』

白いふかふかのベッドの上であぐらをかき、パジャマ姿の女性が両手で足先を握りながら、レースカーテンの向こうを笑顔で見上げるリラックスした日曜日の様子。

いつの間にか、休むのが下手になっていました。

日曜日には、平日にできなかった家事を詰め込み、家族との時間を優先して、自分のことは後回し。本当は「日曜日を休む日」にして、心と体を回復させたいのに、「休むって、なんだっけ?」と戸惑うことも。

『日曜日は休みませんか?』は、枚方での暮らしの中で“休む”という感覚を見つめ直すエッセイ連載です。

朝起きても、着替えない。今日は一日、何もしないで、パジャマのままでいようと決めました。私はこれを、「パジャマデー」と呼んでいます。

ブラインドの隙間から差し込む光が、部屋の中にやわらかく広がっていきます。洗濯機を回す音も、玄関のドアが開く音もしない。何もしないし、どこにも行かないし、誰にも会わない。そんな日曜日です。

ベッドの上でごろりと横になりながら、スマホで動画を見たり、ゲームをしたり。パジャマデーは何をしてもいいし、何もしなくてもいいのです。

「しなきゃいけないこと」が一つも頭に浮かばない時間が、こんなにも静かで贅沢だなんて。

ふと、窓の外から、車の走る音が聞こえてきます。鳥の鳴き声や、子供の笑い声。それらを私はパジャマのまま、聞き流します。

外の世界が少し遠くに感じるような、やさしい孤独が、ここにあります。

今日は、誰のためでもなく、自分のために時間を使っていいパジャマデー。きっとそれだけで、心の奥が少しずつほぐれていくのだと思います。

あえて何も生産しなかった一日が終わると、夜、再びベッドに戻るのです。「休むって、本来、こういうことだよね」と思いながら。

白いベッドの上でパジャマ姿の女性が頬杖をつきながらスマホを見つめる。白いカーテンから柔らかい光が差し込む、何もしない日曜日のリラックスシーン。

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もくじ

【Vol.01】『なんでもない日のお楽しみ お菓子パーティー』ー日曜日は休みませんか?
【Vol.02】『朝のコンビニ散歩とひとつだけの贅沢』ー日曜日は休みませんか?
【Vol.03】『パジャマのままで、今日を終える』ー日曜日は休みませんか?


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堀 寛未

堀 寛未

HORI HIROMI

大阪府枚方市出身。社会事業開発ACTION代表。ひらかたパークで宣伝広報として勤めたのち、2020年よりソーシャルビジネスに携わり、これまでライティングや、マーケティングなど、829本以上の動画講義をあげてきた。「枚方で叶えるちょっとだけ丁寧な暮らし」をコンセプトにしたローカルメディア「Re:HIRAKATA」を運営。

  1. 【七十二候】第十五候「虹始見(にじはじめてあらわる)」4/14~4/19頃|清明・末候

  2. 【七十二候】第十四候「鴻雁北(こうがんかえる)」4/9~4/13頃|清明・次候

  3. 【七十二候】第十三候「玄鳥至(つばめきたる)」4/4~4/8頃|清明・初候

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