枚方で叶える「ちょっとだけ」丁寧な暮らし

やさしく話す練習帖

【連載】やさしく話す練習帖 #02 「料理楽しみだね」は、最高のテーブルマナー

枚方での暮らしを、もう少し、やわらかくするために。言葉の選び方ひとつで、関係も、気持ちも、少しずつ変わっていきます。

この連載では、ふだんの会話に使える“やさしい伝え方”を紹介します。自分を押し殺さず、相手も傷つけない。そんな練習帖です。

仲良しの男女6人がグラスを片手に乾杯している。テーブルにはパスタやサラダが並び、明るい昼のレストランで笑顔があふれている。

レストランなどで、料理の待ち時間が長いと、つい口をついて出る言葉があります。

「料理、まだかな?」

悪気はないけれど、ほんの少しだけテーブルの空気を、冷たくしてしまうことが、あります。

せっかくの外食。おいしいものを待っている時間まで、味わいの一部にできたら、いいですよね。

グラスを傾けてビールを飲む男女6人。テーブルにはパスタやサラダが並び、昼のレストランで笑顔が広がっている。

そんなときに言いかえてみたいのが、「料理楽しみだね」というひと言。

たったそれだけで、空気がふわっと、やわらかくなります。相手の表情もほころんで、「そうだね、どんなのが来るかな」と、会話が広がる。

待つ時間が「退屈」ではなく、「期待」に変わっていきます。

言葉は、場の温度をつくるもの。せかすかわりに、楽しむ言葉を選ぶ。

それが、いちばんやさしいテーブルマナーです。


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ふんわりとした白いソファに座る女性が、白いペンを手にノートへと向かう瞬間。ひらかたで暮らす人々の優しい言葉の使い方を綴る連載「やさしく話す練習帖」アーカイブへの導線画像。
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堀 寛未

堀 寛未

HORI HIROMI

大阪府枚方市出身。社会事業開発ACTION代表。ひらかたパークで宣伝広報として勤めたのち、2020年よりソーシャルビジネスに携わり、これまでライティングや、マーケティングなど、829本以上の動画講義をあげてきた。「枚方で叶えるちょっとだけ丁寧な暮らし」をコンセプトにしたローカルメディア「Re:HIRAKATA」を運営。

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